なんか友達が多い人や多くのひとと交流がある人って、遠距離恋愛が続かない傾向があると思います。逆に交流の少ない人は長く続いてるとか、、、
これって実は進化心理学で説明できそうなんです。
って訳で今日の記事にお付き合いいただけたら(‘◇’)ゞ
我々は知らない者を脅威と考える
原始時代、我々狩猟民族はコミュニティを形成していました。
調査によると約100人ほどの集団で暮らしていたらしいです。
男性は狩りに行き、女性はコミュニティを守る役割でした。猛獣や他民族から守るために、協力して生きていました。
しかし、安全に運営するためには100人ほどの集団が良かったのです。
多すぎると食料の分配ができず、また反乱者などのリスクもある。少なすぎると弱体化となり、身の危険が及ぶ。
そのため100人ほどの集団を形成していたと推測します。
余談ですが、どこそこの研究では、友人や仕事関係など人付き合い(交流や人の特性を理解する)の限界は100~150人らしいです。
それ以上ではかなり浅い関係となります。
狩猟の時代は知っている「顔」が重要であったのです。
知らない者、新参者は自分達に危害を加えるかもしれない脅威であったと言えます。
そのため我々ホモ・サピエンスは知らない人を警戒するようにプログラムされているのです。
初めての学校の人、初めての職場の人
緊張した経験はありませんか?
また、知らない人が自分のパーソナル・スペースに入ることを我々は極端に嫌う傾向があります。
これは狩猟民族である我々の特性です。
遠距離恋愛が続かない理由はこれだね!
ここで遠距離恋愛について考えてみます。
恋人と距離が遠いと会う機会が減ってしまうのは必然。
つまり、接触回数が少なくなります。
先ほどの「100人の集団」から考えてみましょう。
恋人との距離が離れる機会と言えば進学や就職、引っ越しなど。
新しい環境になると新しい人脈が出来て、さらに会う機会が少なくなります。
会う機会が減り、新しい人との出会いがあると分母が増えるので100人の集団からは必然的に逸脱してしまいます。
これが遠距離恋愛が続かない理由なのです。
どんなに好きであっても、会わない時間が長くなれば恋愛対象ではなくなる。
逆に会う回数が多い異性が現れると、前回記事のように単純接触効果から恋愛へと発展するのです。
入学時・入社時は全然気にならなかったあの人が、いつの間にか気になっているなんて(‘◇’)ゞ
ってわけで進化心理学から恋愛を考えてみました。