レイプ犯の特徴には共通点が存在します。
それは合法的な手段では生殖行動にありつけない社会的地位の低いホモ・サピエンスです。
レイプ犯の行動心理も進化心理学の歴史から説明できるのです。
進化の歴史をたどれば人類は一夫多妻制でした。
一部のオスが多くのメスを独占します。
つまり上位数パーセントの男が多くのメスと性交をするのです。
そうなると上位に入らないオスはあぶれてしまう。
あぶれたオスは自分の遺伝子を後世に残すことが出来ない危機にさらされるようになります。
繁殖ゲームに敗れた敗者の遺伝子はこの世から消滅することを意味します。
それを本能的に感じている。
そんな時代があったから、オスは自分の遺伝子を残すためにレイプという手段をとるのです。
男は少なからずメスを犯してみたい願望が遺伝子の中に残っているのです。
ここでレイプ犯の心理を探ってみましょう。
敗者となって自分の遺伝子を残すことのできないオスは手段を選ばず、繁殖目的でメスに近づこうとします。
しかし、メスと言えば多くの資源、つまり経済的に安定で優秀なオスを選ぶ特徴があります。
レイプ犯の特徴は合法的な手段では配偶者を得る事のできない社会的地位の低いオスなのです。
しかし、レイプ犯は「自分の遺伝子を残したいからとの思いからメスを襲う」と供述する犯人はいません。
自分の遺伝子を残せないという心理は意識的には浮上していないのです。
しかし、潜在的、つまり本能レベルで感じています。
これは何故でしょう?
現代では人口増加や社会の仕組みなど複雑化されています。
メディアや各種のサービスなどがあり、何でもある時代、どんなニーズも対応できる時代となりました。
そのような過多の時代だからこそ、本能がより深いところ、潜在意識の底辺で隠れてしまっているのです。
つまり遺伝子を残すには性交が必要→性交が目的となっているのです。
例えばダイエットをしたい女性がいたとします。理由を聞くとスリムになれば、自信がつくと言っていたとしましょう。
しかし、太っていても自信のある女性はいます。
別のスキルを極めて自信を持っても良いし、社交場に出向いて多くの人と繋がりを持つことでも自信へと繋がります。
つまり、本来の目的と手段が乖離してしまっているのです。
その女性はダイエットは手段であるのに目的に変化しています。
話が反れましたが、性的欲求は子孫繁栄のための本能でです。子孫、つまり自分の遺伝子を残すためには欲求が必要です。
これはあくまで私の仮説ですが、目的を達成するための手段(欲求)が現代では一番上位へと浮上しているのだと思います。