セックスと性淘汰

進化心理学から性淘汰を考える

性淘汰をザックリ説明すると異性をめぐる競争を通じて起きる進化を指します。

この性淘汰は進化心理学の基本となっています。
俗い言う「口説き」「モテ術」などはこの性淘汰の概念から生れています。

男性がいかにして女性の気を引くことが出来るのか、恋愛の心理メカニズムが根底にあるのです。

ニューメキシコ大学のミラー博士は次の言葉を残しています。

人間を動物と同じように進化の産物として考える。人間の行動は生殖と生存を目的に進化してきた。

かなりハショりましたが、ポイントは抑えれいるつもりです。

つまり人間は「セックスして子孫を残す」ことが目的となります。

生きるためには安全の担保が必要になります。

だからこそ我々は知らないものへの警戒心を持っています。
そして危険から身を避けたり、見つからないように知恵を絞ります。

原始時代の我々も猛獣から見つからないように身を潜め暮らしていました。
当然って言えば当然です。
しかし、真逆の進化を遂げた生き物もいるのです。

それはクジャクです。よく性淘汰を説明するために引き合いにだされる生き物です。

クジャクの雄は鮮やかな羽根を持っています。
そして惜しげもなく羽根を広げています。

「クジャクの羽根はなぜ派手なのか」

普通に考えたら外敵に見つからないようできるだけ周りの環境になじむことで生存確率を上げます。派手になればなるほど敵に見つかり襲われる確率が高まるからです。

それでもクジャクは派手になる道を選びました。

ここが性淘汰を説明する最重要ポイントです。

クジャクは危険を顧みず、自慢の羽根を広げます。
理由は簡単でメスにアピールするからです。

自分は立派な羽根を持っていると見せびらかすことで性的アピールをするのです。

では自分の生存確率を下げてでもアピールする理由は？

死より子孫繁栄を選ぶ、、、
死ぬよりセックスの方が大事、、、

俺は死んでもいいからセックスしたいんだーーーーーーー！

って思っているのです。オスは常にセックスしたいんです。

納得できない人のためにもう1例👇

若者が女性を車の助手席に乗せるて運転していました。

すると男はいきがって、スピードをだしたり、急ハンドルをとったりします。このような危険運転は大きな事故につながります。怪我だけではなく死んでしまうかも知れません。

合理的な行動とは言い難いです。

この行動は危険なアクションをとってまで女性に注目されたい欲求です。
まだタバコの味がわからないのに無理して吸ってるところをみせようとしたり(-_-;)

どれも生存確率を下げる非合理な行動ですが、、、

「俺は根性がある」「俺は危険を顧みない勇敢な男だ」
って感じで女性にアピールしているんですよ。

自分の力を誇大することで女性の気を引きセックスに持ち込む。

まとめると「人間もクジャクもセックスするため、非合理な行動をとる」です。

あっ、「セックスしたい」が1番の目的なら合理的？