オーガズムと進化論

セックス

人間にオーガズムがある理由はちょっとおかしい

オーガズムってザックリ言うと気持ちよくなることです。(専門家から怒られるくらいザックリですが、、)

多くの人はセックスなどの性的刺激によってオーガズムが起こります。(視覚や言語的な刺激でオーガズムに達する人もいます)

このブログを読んでいる人なら「またかぁ」と思うでしょうが、人間の全ての反応は進化の過程で子孫繁栄のために必要だから残っている機能です。(まどろっこしい言い方(-_-;)

 

男性が多くの女性とセックスしたいのも、種をバラまいて自分の遺伝子を存続する確率を高めるためです。それが性欲として本能に組み込まれています。

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ちょっと脱線しましたが、男性にオーガズムが起こる理由は簡単です。

それは射精して快楽を得るためです。

 

性的な興奮・刺激によってオーガズムに達すると射精が起こり、進化心理学でいう種の存続につながります。

しかし、女性のオーガズムはちょっと違うようです。

ではどのように違うのか考えてみましょう。

 

女性のオーガズムと排卵

男性が子孫繁栄のためオーガズムによって射精するのなら、女性もオーガズムによって妊娠可能な状態、つまり排卵が起こるのでしょうか?

 

答えはYESに近いNOです。

学術論文では、確かにオーガズムで排卵する確率が高まります。

しかし、例外も多いのです。

その証拠に女性はオーガズムに達しなくても排卵します。
順調であれば毎月ほぼ決まった日に排卵します。

実際にオーガズムに達したことのない女性の妊娠は多いです。
言い換えればオーガズムを体験したことのない女性が多いって事です。

 

それにもう1つの疑問は人間の場合、陰核(英:クリトリス)が性交部位(膣)から離れている事です。

 

性行為は男性器が膣に挿入され、ピストン運動の刺激によって射精します。

もし膣の近くや性交経路に陰核があればピストン運動によって陰核が刺激されオーガズムに達する、、、

これが合理的です。

*中イキという膣内の刺激によってのオーガズムはほぼ否定されています。この辺は後日記事にします。

 

これを動物の解剖学から見てみましょう。

動物は性交部位と陰核が近い

ウサギやネコは性交部位の経路に陰核が存在します。

そしてウサギで調べた実験では陰核が刺激されてオーガズムに達すると排卵するとの事がわかりました。

つまりオーガズムは子孫繁栄のために存在する機能と言えます。

性行為を行い、陰核を刺激する。その刺激によって排卵をもたらし妊娠する。合理的です。


 

人間の場合は
1、陰核が膣から離れている
2、オーガズムに関係なく排卵がある

うーーん

性交が子孫繁栄目的からコミュニケーションへと変化し人類は生き残った!?

これらをまとめると、人間は性交は子孫繁栄のための行為から、性交を楽しむための行為、、、コミュニケーション行為だった!、、?

我々ホモ・サピエンスが生き残った理由は共同幻想にあると言われています。

サピエンス全史では神という幻想を作り、宗教を作り集団をまとめた。それによって当時最強と言われたネアンデルタール人は絶滅しホモサピエンスが生き残りました。

その共同幻想にはコミュニケーションが重要なカギであったと言えます。

そのあたりからただ性交して子孫を増やすという概念から、性交というコミュニケーションの多様化が始まった。

そして膣と陰核が離れていった、、、、って進化かな(-_-;)



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