「男性はすぐに浮気する」なんてよく耳にします。
もちろん女性で浮気をする人はいますが、確率論からすると浮気は圧倒的に男性です。
これは進化心理学から説明ができるのです。
ポイントは「生殖」です。
男性は「性的」な面で嫉妬をし、女性は「感情的」な面で嫉妬をします。
つまり男性は自分の女が他の男に性交されるのを嫌がります。女性は体の浮気よりも心の浮気を嫌がります。
これには人類が生き残るための生存本能が関係しています。
我々がホモ・サピエンスの時代、生き延びることが大きな課題でした。
食料もなく、いつ猛獣に襲われるかわからない状況です。
また今のように冷暖房などない時代、環境が生命に与える影響は相当なものでした。
人類を存続させるためには生き延びて子供を作り、育てるのが大きな使命でありました。
そのため男性は常に種を撒くことが重要でした。
男性が年齢を重ねても射精できるのはこのためなのです。子孫繁栄がポイントなんです。
男性はおそらく多くの女性と性行為をしたいと思っています。
多くの種をまき子孫を残す確率を増やしたいと思うのは本能なんです。
ちなにみ男性は自分の子孫を育てようとしますが、他者の子を育てようとはしません。(時と場合によりますが)
欧米のデータですが、自分の子供ではない子を育てている確率は13%前後だそうです。
そのため女性に嫉妬するときは「感情の浮気」より、「性的浮気」に嫉妬をします。
自分の子孫を残し、育てる本能が組み込まれていますので。
さらに言えば女性が1人の子を身ごもると、出産するまで自分の種を植えることができません。
故に「性的な嫉妬」を本能的にするのです。
一方女性は感情的な浮気に嫉妬をします。
これは 男性の心が離れると自分や子供を養ってはくれません。つまり資本提供が途絶えてしまうのです。
ホモ・サピエンスの時代、男性がいなければ狩りで食料を持って帰ってきません。
つまり「死」を意味します。
そのため「感情」が離れるのを警戒するのです。
先にも述べたように、女性は身ごもるのは1人。妊娠期間はそれ以上の子孫繁栄はできません。
女性は自分を守り子を守る、そのために男性の協力が必要です。「感情の浮気」警戒するのはこのためなのです。
男性のみなさん、妊娠中は特に女性に気を使ってあげてください。