なんか生きづらい世の中ですね。そんな辛い思いをして人生を送りたくないんで、対策を進化心理学で考えてみます。
辛いと思うメカニズムには人間の進化で備わったものです。これが攻略できれば人生が変わるかもしれません。
皆さんは扁桃体についてご存知でしょうか?
扁桃体とは感情に影響する脳の一部です。
人が怖いって恐怖を感じるのも、この臓器が影響しています。
サバンナでは弱肉強食の戦いが繰り広げられてられています。
シマウマなどの草食動物はライオンなど肉食動物に常に命を狙われている状態です。いつ死んでもおかしくない、超がつくほどストレスフルで精神がおかしくなりそう。
でもシマウマのメンタルは大丈夫。
もちろんライオンに襲われると逃げますが、それ以外ではライオンに襲われるかもしれないと恐怖を抱いてはいない、つまりストレスがないのです。
ここまでくれば分かるかも知れませんが、シマウマには扁桃体がないのです。
ネガティブは命を守るため
一方、人間は扁桃体を持っています。
これは恐怖によって身を守るため、つまり絶滅を避けるために備わった臓器だと言われています。
原始時代は常に命の危険がありました。周りには猛獣がウジャウジャいます。いつ襲われるかわからない、常に警戒していました。
防衛本能です。
だから人はネガティブに思考するようにできているのです。
この扁桃体によってのデメリットも存在します。
安全な現代では命を狙われる事は少ないです。
しかし、人間は扁桃体によって常に恐怖を感じるようになっています。
その恐怖がストレスとなり、鬱病や癌を発症するのです。
心を今に置いてみる
ストレスの仕組みを深掘りすると人間は心を過去や未来に合わせる性質があります。
あの時の嫌な経験、トラウマ、新しい環境や老後の不安などなど。
防衛反応のため、過去や未来に心を合わせることによって恐怖を感じているのです。
しかし、サバンナの動物は過去や未来の概念がありません。
常に心を今に置いているのです。
そのため彼らは幸せを感じています。(幸せの定義は後日)
もし人間で幸せを感じているなら心を今に合わせている人間だと思います。
戻れぬ過去、変えられない過去、予想できない未来に心を奪われるより今を生きる方が得策なのです。