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多様性は必要?
「多様性」が大切だって鉄板ネタのように言われています。
そして日本人は多様性がない・単一民族だから世界から後れを取っているって話も多々あります。
今起きてること、これから起きることは歴史を見るとヒントが隠されていると思います。
というわけで今回のテーマが決まった次第です。
鎖国が文化を生んだ
そういえば戦国時代って日本人は海外に行っていたんですよ。意外ですが積極的に進出していました。
それが江戸時代に入り、鎖国となったためか、今のように日本にいこもる人が多くなっています。
どこかの先生が「鎖国によって今の日本がダメになった」と言っていました。
少し江戸時代の鎖国について仮説を立ててみましょう。
鎖国をするとどうなるか?
外国人が日本に入れない、外国では何が流行っているのかわからない、つまり多様性の逆です。
そうなると外国の文化や文明を取り入れることが出来ないので、後れを取るかもしれません。世界から取り残される危険もあります。
逆にメリットを上げると、日本独自の文化は発展しやすいと思います。
元禄文化なんかは有名ですが芸術や文芸などが著しく発展しました。
浮世絵は江戸時代を代表するアートです。
海外からも称賛されている文化です。
独特な技法とタッチで作られているのですが、あの絵は日本の美意識が生んだ作品です。海外からの多様性が入っていたら生まれなかったと言われています。(かなりハショリました)
奥の細道や東海道中膝栗毛なんかも日本の感性が作り出した結果であって、海外の思考が入っていたら生まれなかったと思います。
多様性とルールの違いは?
もし多様性を重視した社会であったら。少し曲がった思考で考えてみました。
屁理屈かもしれませんが(;’∀’)
ゴミ出しにはルールがあります。月曜は燃えるゴミ、ごみを出すのは朝8:30までなんて。
もし多様性を取り入れ過ぎたら、「うちは燃えるごみは火曜日が多いから」と言うかもしれません。
アパートの隣の部屋の住人は日中は寝ていて夜に活動するかもしれません。「隣の人が夜中うるさくて寝れませんでした」ってなるかもしれません。
そう考えると多様性の中にもルールを決める必要が出てきます。ここまではOKって緩めの多様性が必要なんです。
原始時代の多様性は命取り
もし原始時代に多様性を取り入れていたら・・・
前に原始時代のコミュニティについて書きましたが、この時代は同じ考え行動をしていなければ死を意味していました。
そりゃ猛獣など外的が周りのウジャウジャいたのですから。
みんなが違った行動をすれば作戦どころじゃないし。
戦争なんかは指揮命令を守り、団体行動をしなければ負けてしまいます。多様性なんて言ってられない状況です。
今は原始時代じゃないから、戦争してないからって思うかもしれませんが、我々はずっと狩猟採集民だったのです。
人類のほとんどはずっと闘争をしていたのだから、今のようになったのは人類が誕生してからで考えるとほんの1%です。
つまり長い年月をかけて刷り込まれているのです。遺伝子に多様性は完全にプログラミングされていないのです。
ある程度の多様性を取り入れながらもルールを作ろう。でなければ文化が発展しないしトラブルにもなるよってトラブルになります。
自分を持ちながらも他者の視点を尊重するって結論で今回は逃げさせてください(;^_^A