人間の機能の99%はサバンナ生活で培っている
進化心理学は当時の暮らしや環境、行動を元に人間の本質を現代に照らし合わせて理論化する学問です。
でも「そんな大昔の人と現代の人を比べても意味ないだろ」って思う人も多いのでは?
結論は進化心理学は今だからこそ使える学問なのです。
なぜなら人間の進化はかなり遅い生き物だから。
人類が誕生してから今の暮らしや環境になった期間を見てみると、人間はほとんどがサバンナで生活していたのです。
なんでも99%以上はサバンナ生活です。
農耕を覚えて、街を作り発展していったのはたった1万年前の話。
人類が誕生したのは700万年前、原人となったのは180万年前です。つまり我々は、ほとんどはサバンナ生活をしていたのです。
つまり人間は今も昔も本質はほとんど変わっていないのです。
人間は進化していない
今度は進化の過程から考えてみます。
2015年のデータでは女性が第一子を生むのは平均30,7歳だそうです。
つまり1世代約30年です。
私が小学生の頃、カブトムシの生態を自由研究で学びました。って事でカブトムシを例に人間と比べてみます。
カブトムシは卵から死ぬまでは1年と言われています。成虫になってからは50日です。
人間の出産年齢と、カブトムシの一生で比較したとしても歴然の差が!
人間の出産→30歳
カブトムシの出産→50日
人が1世代回るのに対してカブトムシ216世代です。
地球上の生命体は何千回の生まれ変わりを繰り返し、少しづつ進化します。そう考えれば、人間の進化は明らかに遅いと言えます。
大昔の人間を解析しても進化していないことが証明できます。
我々は狩猟民族時代の時と比べても、手や内臓などはほとんど変わっていないそうです。
そして脳も同様に変わっていないと研究結果があります。
この2つの事例からも人間は今も昔も変わらないって事です。
だからこそ、進化心理学を活用して事象を考えた方が合理的だと思います。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます( ´艸`)