男からすると一夫多妻って憧れるけど、、
もともと我々ホモサピエンスは一夫多妻制だったそうな、、
今でもアフリカの一部では一夫多妻制が残っていると聞きます。
今回は一夫多妻制について進化心理学から考えてみます。
目次
子孫繁栄って面では良い?
日本は少子高齢化なので、子供が増えないとヤバ目です。
今から増やそうとしても手遅れ感があります。
一夫多妻と聞くと女性からすれば寛容できなく、現在の価値観では倫理的にアウトな案件ですが、子供を増やすって目的だけを切り取れば合理的な気もします。
怒られそう(;’∀’)
一部の男って事にしますが、数多くの女性と関わりたい男性群がいるのも事実です。
優秀な遺伝子が欲しい女性
しかし、現代で一夫多妻制を行うと、普通の男性では惨めな思いをすることになりそう。
女性は優秀な遺伝子を残すことを本能に持っています。なので生存率の高い優秀な遺伝子を求めます。
左右対称で整った顔を持つイケメン、包容力のある男性、経済力を持った男性を好みます。
一夫多妻制のように1人の男性に多くの妻がいるのは、女性にとって優秀な遺伝子を得ることと、生存率を高めることにあります。
ここで一旦話を置いといて
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実は男にとって辛い一夫多妻制
普通の男性と優秀な男性がいたらどうでしょう?
優秀な男性の方が良いという女性は多いはず。
普通の遺伝子を受け継ぐより、優秀な遺伝子を残したいと思うのは当然だと思います。
一夫一婦制であれば優秀な男性を独占できる女性は1人。
そうなると普通の男性でも女性を配偶者にできる確率が高まるのは必然。つまり普通の男性でも自分の遺伝子を残すことができるのです。
しかし、人類として考えると、一夫多妻制の方が後世に優秀な遺伝子を後世に残すことができるようになります。(近親交配まで行くと遺伝子異常が起こります)
もし一夫多妻制が常識化すれば、多くの女性が優秀な遺伝子を求めるでしょう。そして雪だるま方式に優秀な子孫が増えていくのです。
すると普通以下の男性にしわ寄せが来ることになります。
本来、妻にできた女性は優秀な男性に持っていかれるので、配偶者を持つことが出来なくなります。
そうなれば性交が出来なくなり、自分の遺伝子を残すことが出来なくなるのです。
経済面で見てみましょう。
普通の男性、生涯年収が2億と仮定すると、1人の女性と結婚して2億円の資産を共有することになります。
方や生涯年収100億円の男性が10人の妻を持ったとすると、それでも妻1人あたり10億円の資産を共有することになるのです。
「一夫多妻制に憧れる」と言う男性は多いと思いますが、もし本当に一夫多妻制となれば優秀な男性は多くの妻を持ち、普通以下の男性は妻を得る事ができない。
普通の男性は辛い人生を送ることになるのです。